忍者ブログ
 
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

タイトルに関してはずっと考えていました。

冠葉はどこまで、晶馬は?陽毬は?どこまでそれぞれの想いを把握していたんだろう。

下巻を読み終わって、最初に書くべきはこれかなと。


結論から言うと、3人とも全部分かっていた。という解釈をしています。

全部とは?

まず、3人の気持ちがどう向いていたかを整理したいと思います。

冠葉→陽毬のことが好き
陽毬→晶馬のことが好き(19話で思い出す)

ふたりの気持ちは作中ではっきりと語られていました。
正確に言うと、冠葉は陽毬への思いを口にしたことはないんですが、
キスもしてますし、「お前のために生きたい」はもう告白みたいなものかなと。

さて晶馬。
最終話では苹果のことが好き 作中ではこれしか語られなかった。
苹果のことはいつから好きだったんだろう?色々解釈があると思います。
私は4話からだったと思っています。
少なくとも、女の子として意識し始めたのは4話。
きっかけは、人工呼吸、つまりキスをしたことだったと思います。
キスをしてしまった「やってしまった」と頭を抱えてた晶馬。
ここから、妙な義務感というか「責任とらなきゃ」みたいな気持ちが芽生えてたと思う。
だからこそ、引越しの手伝いもしたし、かえるも背中に乗せた。
そのうちに、危なっかしすぎて放っておけなくなってしまった。
苹果が晶馬を意識し始めたのは、5話からじゃないかと思っているので
実は先に好きになっていたのは、晶馬のほうだったんじゃないのかなと。

晶馬→苹果への恋は晶馬の初恋か?
晶馬は、自分は恋というものがよくわからないと言っていました(小説上巻)
でも、晶馬の初恋は苹果ではなく、陽毬だったと思っています。
20話。最初の出会いで、たぶん一目ぼれに近い感情を抱いたと思う。
家族になってからもしばらくは、女の子として好きだったんじゃないかと思う。
でも、高倉家の崩壊とともに、家族に引き入れてしまった罪の意識が重くなりすぎて
もう、好きだとか恋だとか、そういう感情を持つことなんて許されない。
そんなふうに思ってしまったんじゃないかと。
晶馬の気持ちが苹果に向き始めてからも、陽毬のことは好きだったと思う。

晶馬→陽毬のことが好きだったけど苹果を選んだ

これが晶馬の気持ち。

全部わかっていた、とは?

【冠葉】
陽毬が(潜在的に)晶馬を好きなことに気付いていた
晶馬が陽毬のことを好きで、次第に苹果に傾いていくのにも気付いていた

二人の気持ちを知っていたから、自分の気持ちを陽毬には言わなかった
晶馬が苹果に傾き始めたから、自分が陽毬を救おうと必死になった

【陽毬】
冠葉が自分のことを好きなことに気付いていた
晶馬が自分を女の子としては見てくれないこと、
苹果に惹かれていっていることにも気付いていた

陽毬に関しては、ちょっと気付いてたか迷うところもあるのですが
あれだけ敏感な子なので、気付いてたんじゃないかなと思います。

【晶馬】
冠葉が陽毬を好きなことに気付いていた
陽毬が自分を好きなことに気付いていた

陽毬の気持ちに関しては、ほぼ確定で気付いていたと思います
小説で、陽毬にキスをされても、驚いた描写がなかったので。
冠葉の気持ちに気付いていたかは、難しいんですが
血のつながりのない妹を、自分以上に命がけで救おうとする冠葉に、どうしてそこまで?
と思ったことはあると思うんですよね。晶馬の理由だって相当重いのに。
で、思いつく答えとしては「好きだから」しかないんじゃないかなと。


と、そんな感じで3人はお互いの気持ちを知りながら、それでも家族を続けていた。
時々挿入される小さい頃の思い出が、すごく切なくて、ほのぼのするのに苦しい。

拍手[33回]

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
管理人のみ閲覧可
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
amisaka
性別:
女性
趣味:
アニメとアイドル
ブログ内検索
アクセス解析
忍者ブログ [PR]