輪るピングドラム中-1

アニメ10話「だって好きだから」の小説版の感想です。
すでに放送済みの回ですが、いちおうネタバレ注意！

その前に
下の記事で、いっこ間違いがあったので、訂正。

ＯＰで陽毬ちゃんと手が離れていってるの、冠ちゃんだと思ってたんだけど
真面目に検証して見たら、どうやら、肌の色が晶ちゃんぽい。
つまり、あの手はどうも晶ちゃんぽい。
勝手に冠ちゃんだと思ってた。すいません。

これは陽毬の運命の人＝晶馬あるやもしれんで。
運命の人だけど結ばれない、あるやもしれんで。

冠葉と晶馬、この二人は血のつながりがあるといいなぁ。
似てないけど、似てるところもあるしな。

アニメは前半の作画がやばかった回ですね。
でも10話好きです。冠ちゃんがかわいいしかっこいいんだもの。
しかし、アニメではわからなかった部分の感想だけ書いたら、冠ちゃんの感想なくなった。


さて、一番気になったのは…
晶ちゃんも真砂子を知ってるっぽいこと。やっぱり親戚なのかな？
それともやっぱりＫＩＧＡ？真砂子父が剣山の仕事仲間とか？


あとは、苹果ちゃんの冠ちゃんの印象とか。
『影のある二枚目』
『目つきの鋭さや思考の方向、行動の素早さが恐ろしい』
『全身から痛いくらいの冷たい空気を発している』
それと『晶馬とちっとも似ていない』『笑顔が似ていない』
ちなみに晶ちゃんの印象
『人畜無害で親切すぎる』『まめまめしい』

冠ちゃんあのとき機嫌よくなかっただろうからな。
陽毬ちゃんと接してる時の冠ちゃん見たら、印象がかわるかも。
ていうか、陽毬に惚れてるのバレそうだけどな。
晶ちゃんはそもそも誰に対しても怒ったり、怖い顔したりしないからな。
晶ちゃんに惹かれた苹果ちゃんは、やさしい人が好みなのかな。


晶馬の心理描写について。

アニメだと葛藤がわからないので、何も考えないのかな？思わないのかな？
と思ってたんですけど、実はこんなに考えていたんだなと思った。
ごめんね、晶ちゃん。
晶ちゃん思ってたよりも繊細、そしていい意味で黒い。
アニメの晶ちゃん、葛藤がなさ過ぎて、人間じゃないみたいなんだもの。
そんな天使みたいな晶ちゃんも好きだけど、人間らしい晶ちゃんも好きだ。

事故にあった晶ちゃんが、苹果ちゃんに思ってたことですが
『僕が悪かったなら謝るから。反省してるから。
だからもう、責めないで。怒らないで。泣いたりしないで。
もう、何もこれ以上望まないから、我慢するから、せめて少しくらい…』
これって、日々晶ちゃんが思ってることなんだろうなと。
誰に対しても思ってるし、神様に対しても思ってるんだと思う。
「言いたいことも、楽しいことも、我慢するから、これ以上責めないでよ。」
常にそんな気持ちなのかもしれないなと。きっついな。

8話のサブタイ「君の恋が嘘でも僕は」の後に続く言葉が、
ずっとわからなかったんですけど、「うらやましい」だったのかなって。
自由にふるまったり、言いたいことを恐れずに言うってところが特に。
2号の動きが自由気ままなのは、晶ちゃんの憧れが出てるのかね。

病院の苹果ちゃんとのシーンで
「ひざ、すりむいちゃったね」のセリフ
アニメを見ているときは、謝りまくる苹果ちゃんが気にしないように、
さりげなく会話をそらした、と思っていたんですが。
謝られるのがいたたまれなくて、会話をそらしてたんだなと。
それも、はぐらかしてるみたい、とんちんかんなこと言ってないか？なんて思いながら。
そうだよな、あまりうまいこと言えない、って思ってる子なんだもんな。
素直に話してる時はそうでもないんだけど。いいこと言ってるよね。
考えすぎなんだろうな。
晶ちゃん、あなた実は超ハイスペックな子なのよ。
でも、ハイスペックなのに自信がないってのも、晶ちゃんの魅力のひとつなんだよねー。